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新選組探訪 会津の旅 2日目 [史跡めぐり・会津]

2日目は、朝から『斎藤一祭』でした。
あっ、もちろん自分の中で、ってことです(笑)
会津若松の町は、普通の金曜日でした。

会津若松駅前からタクシーを拾い、斎藤さん祭へ出発!
バスも走っていない離れた場所にあるのですが、どうしても行きたかったのがここ、如来堂。

ちょっとここで、戊辰戦争の会津での戦いについて、持っていった本を見ながら”おさらい”してみます。

会津の戦いへ。(別の記事へ分けました)

■如来堂

早速の如来堂です。実際は、この神社が陣営になったのか、それとも如来堂村のどこかに陣を構えたのかは定かではないらしいのですが。
おそらく、ここでは斎藤さん、これから会津とともに生きるという決意のもとに戦ったってことになりますよね。
勝てる見込みなんてほぼ無いのに、何故そこまで。と考えたとき、やっぱり斎藤さんは、会津藩士だったのか、または会津藩から命を受けて新選組に在籍したのか…と思わずには居られませんが…。
大河ドラマじゃ虎鉄に釣られていましたよね(笑)
でも刀は武士の命なのだろうから、そういう理由はありなのかもしれないですね。
今回、会津に旅してみて、会津の人に触れてみて感じたのが、いわゆる「あいづっこ魂」とでもいうのでしょうか。郷土愛が強いんじゃないかと。今を強く生きていくパワーを感じるのです。鶴ヶ城で1ヶ月も篭城して戦い抜いた底力といい…。斎藤さんって、父親が明石藩士でありながら江戸へ移り住んだりと色々な説がありますが、もしかしていわゆる「転勤族」のような根無し草的な生き方をしてきたのなら、人と人との連帯感が深い土地柄に惚れこんだっていうのもあるのかなぁ…なんて思いました。
勝手な印象ですけどね。


いつごろからここに生きているのだろう。如来堂の戦いも、見ていたのだろうか…。

■黒川城跡…とタクシーの運転手さんが言っていたけど、違うような気がする。
何城跡か、あとで調べておきます。

如来堂へ向かう途中は、延々とこんな景色が続きます。
田植え前の季節でしたが、秋に稲穂が頭を垂れる頃は、一帯が黄金のじゅうたんのようになり、すばらしい眺めでしょうね!想像するだけでウットリしてしまいました。
そして、この場所からは、360度を山に囲まれている会津若松の様子がとてもよくわかり、壮観です。
新潟との県境となる山には万年雪が積もり真っ白。そこだけが絵画のような風情です。
美しく尖った裏磐梯山、右手には猪苗代湖を先に控えた背あぶり山は緑が青々と輝いており、方角によって山の表情が全く違う個性を魅せている。見事なものでした。

タクシーの運転手さん、ものすごく慣れていて説明がお上手な方でした。
大河ドラマのスチールカメラマンを乗せて、自分が全部案内した!って言ってました。
次は七日町駅周辺へ行きたいですって言うと「阿弥陀寺ですね。斎藤一のお墓に行きたいんでしょう」とズバリ。よくわかっていらっしゃる。助かります。
いろいろ説明してくれるのですが、途中、柳橋という場所を通りました。罪人の処刑所だったそうで通称「涙橋」というそうです。柳が茂っている寂し気な場所でした。
ニコニコ愛想の良い運転手さんなので、車内はほんとに気分よく過ごせました。お名前を聞いておけば良かった…。今度行ったとき、貸切にできるのになぁ。
運転手さんの、「会津はね~、どんなところにも全部、歴史があるんだよ」という言葉が印象に残りました。

■阿弥陀寺

七日町駅の斜め向かいにある阿弥陀寺。
密談に使われたという鶴ヶ城の『御三階』がここに移築されています。
写真撮り忘れたんですけど・・・・。

■斎藤一の墓

会津の人とて生きた斎藤さん。立派なお墓。斎藤さんが後年、周囲の人に恵まれ、みなさんと協力しあって幸せに生き抜いたことが伺えるというものですよね。
大きな木に見守られているお墓。温かい気持ちになりました。

■七日町駅

レトロな雰囲気に改装されたJRの駅。結構長い間、近くに居たのに一向に電車が来る気配がありません。もちろん駅員さんも居ません。電車は一時間に1本くる程度みたい。
駅舎には『駅cafe』があって、カフェと、会津のオススメアイテムを展示販売しているアンテナショップになってます。
会津の花『タチアオイ』の香りがする油とり紙が気に入って、たくさん購入しました。
大判で、よい香りがする。資生堂と共同開発をしたらしく、すごく使いやすい!
無くなったらどうしよう~。
おみやげを物色しているころ、弟はシフォンケーキを食べて「やわらか~」と感動していました。
確かに、カフェで食べたケーキも、おみやげに買ったそばクッキーも、当たり続きだった会津の旅でした。

■渋川問屋

海産物問屋として全国のニシンの相場を決めるほどの勢力を誇っていた旧家。明治・大正時代の町方商家で、会津の郷土料理をいただけます。クラシカルな風情に改装された別館ニシン蔵は、宿泊も人気の様子。
2日で3食も会津の郷土料理を食べている私たちでした。
こづゆは好きだけど、正直、ニシンなど海産物の佃煮みたいなのはもうお腹一杯。
山国だから、保存食が発達しているんですね。

■渋川問屋の中

昼食のあとは、ハイカラさんに小・中学生とともにギュウギュウ詰めになりつつ『飯森山』方面へ。わりと過ぎたばかりの停留所なので、1周近くぐるりとまわらなくてはなりません。途中、うしろから臨時のハイカラさんバスがやってきて、全く空いている。「いいなぁ~、あっちに乗りたいなぁ」と思う…まあ修学旅行気分疑似体験できる機会も貴重…(笑)

■旧滝沢本陣

1596年建築の『国・指定重要文化財 文部省指定史跡 滝沢本陣横山家住宅 会津藩 御本陣』。東北地方最古民家だそうですが…。
飯盛山周辺は、修学旅行生いっぱんのお客さんで賑わっていましが、旧滝沢本陣へ行く人は誰も…。すぐ近くなのに…。
ここは、戊辰戦争時には大本営となり、会津城下に攻め入る新政府軍を食い止めるため、ここから出陣していきました。松平容保公がこの場所で悲壮な決意で『白虎隊』に出撃命令をした日、土方歳三と新選組が護衛についていたそうです。

なんで、こんなに乱雑な雰囲気なんんでしょうか。いいの?これ大事にされているの?と、ちょっと疑問が沸いてくる。この写真はまだきれいなところですが…。
土間がすごかった。藩主が参勤交代に使った道具を陳列しているそうですが、何もかもそのままポンポン置かれているのが面白い。


あちこちに銃弾の痕が残っています。もう、無数。数10箇所にわたるらしい。
傷跡が生々しい本陣です。

400年にわたる貴重な古文書が保存されているらしい。

なんだか凄いなぁ。何もかもが生々しい。
こんな置き方で永く保存できるのかしら、とちょっと気になる。
本当に貴重な史料は、既に抜き取られているんでしょうけど…。

誰も居ない。館長さんも居ないのです。呼び出し式で、お金を払ったらどこかへ行ってしまう。
この日は良いお天気で、周辺はとても静か。
弾痕が散らばる戸の前に佇み、今まで感じたことのない気持ちになりました。

■白虎隊記念館

記念館にも入りました。
少年も、女子供も、最後まで、それぞれが精一杯のやり方で戦い抜いた会津の人たち。
ここに入って感じたのが、滝沢本陣もそうだったように…会津の人ってわりと大雑把なのかな?ここも記念館とかいうわりには、資料の陳列の仕方が割と寛大というか適当な印象なんですよね(笑)
そういう目的では無いはずなんですけど、思いもよらぬところで会津人の逞しさと鷹揚さを垣間見た気分になりました。

もう昼下がり。飯盛山下のバス停で休憩しながら、本陣・白虎隊記念館と見てきて、やっぱり会津に来たからには松平家のお墓にご挨拶しないと始まらない気がして。
山の上にあるので申し訳ないんですが、なんとか弟に頼んだら行ってくれることになりました。
ハイカラさんに乗ると、市内を一周しないといけないので、てっとり早くタクシーで山道の入り口まで行ってもらいました。

■松平家御廟

近藤さんのお墓よりもキツイ山道。なにせ全部が階段の勢いなんですもの。といっても、全然整備されていなくて、ぬかるみに岩がうまっているだけのような部分が大半。この写真は、上の方のキレイなところです。もう大変でした…。しかもわざと?迷わされそうな構成になっているんですよね。今は真新しい看板が建てられているけれど、これ無い頃は絶対に山道で迷ったはず…。

大名の墓としては、最大級の規模を誇る国指定史跡とあって、ずらりと並ぶ碑は本当に見事なものでした。
修行のような気分で、山道を登ってきた甲斐がありました。

松平容保公のお墓。
こんなに山の上なのに、生き生きとした献花がされているのに感動しました。
常にお参りする人が居るということですね…。

私の会津の旅もこれで終わりです。
容保さん、お世話になりました。
ありがとうございました。

母成峠にも行きたかったけれど、あまりにも遠いので無理だと判断し諦めました。
猪苗代湖も見られなかったもの。
帰りに近く(でもないけど)の方向を通るので、猪苗代湖湖畔とともにバスの中で気分だけ味わおうと決め、会津若松駅でおみやげを購入して、JR高速バスへ乗り込む。お値段は『白虎ライナー』の倍額近くするんですけれど、本数は多いしバスの座席も広くて立派。快適でした。

走っている車内から、去り行く会津若松の風景を撮影してみました。

■バスから見た磐梯山

■バスから見た猪苗代湖

とてもこじんまりとした町。
控えめだけれど、誇り高い魂を持っている町。
斎藤さんが、最後まで運命を共に生きた町。
また訪れたいです。


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